カスタム検索
uim-anthy導入
〜CentOS4 クライアント編〜 |
デフォルトのインストール環境では、iiim-canna でしたが、「あか」を変換すると「紅」が第一候補になるなど、とても変換効率が悪い環境でした。その為、uim-anthy を入れてみることにしました。
Index
〜uim-anthy導入〜 |
1. uim,anthyダウンロード | 2. anthy インストール | 3. uimインストール | 4. uim,anthyの設定追加、変更(xinput-ja_JP,alternatives,.xprofile) | 5. uim-toolbar-gtkの起動設定
/usr/local/src 配下に現時点(2007/4/20)での最新版uim-1.4.1.tar.gzとanthy-8700.tar.gz をダウンロードします。
# cd /usr/local/src # wget http://uim.freedesktop.org/releases/uim/stable/uim-1.4.1.tar.gz |
変換の効率化を図る為、anthyをインストールします。
# tar xzf /usr/local/src/anthy-8700.tar.gz # cd /usr/local/src/anthy-8700 # ./configure --prefix=/usr/local --with-gnu-ld # make # make install # /sbin/ldconfig |
uimをconfigureすると以下のように結果が表示されます。以下出力結果項目で必要と考えられる物は
引数指定で入れておいたほうが無難ですが、本環境では特に不要だったのでこのまま進みます。
# tar xzf /usr/local/src/uim-1.4.1.tar.gz |
uim-anthy 環境にする為に以下設定追加、変更をします。
/var/lib/alternatives 配下にあるxinput-ja_JPファイルにuim の設定を追加します。
# cat /var/lib/alternatives/xinput-ja_JP |
/etc/x11/xinit/xinput.d 配下にuimファイルを新規作成します。
# cat /etc/x11/xinit/xinput.d/uim |
既存のja_JPファイルのバックアップを取っておき、
先ほど作成したuimファイルへのリンクをja_JPというファイル名で作成します。
# mv /etc/X11/xinit/xinput.d/ja_JP /etc/X11/xinit/xinput.d/ja_JP.bak # ln -s /etc/X11/xinit/xinput.d/uim /etc/X11/xinit/xinput.d/ja_JP |
alternativesコマンドで日本語変換をuimに設定します。
# /usr/sbin/alternatives --config xinput-ja_JP 2のuimを選択します。 |
本環境では、iiim-cannaが動いていた為、停止します。
また、システム起動時に立ち上がってこない様にchkconfig で停止しておきます。
# /sbin/service iiim stop # /sbin/service canna stop # /sbin/chkconfig iiim off # /sbin/chkconfig canna off |
X起動時に本設定が適用となるよう、homeディレクトリに.xprofileも以下のように作成します。
# cat ~/.xprofile |
<Xの画面上で>
[アプリケーション]->[個人設定]->[他の個人設定]->[セッション]を選択します。
自動起動するプログラムにuim-toolbar-gtk を追加します。
※本環境での起動順番は60くらいが妥当と思われました。
ログオフし直しで、設定反映完了です。