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CentOS/LinuxCentOS4.4インストール 〜CentOS4 全編〜


putty などのtermで文字化けするのは嫌だったので(設定変更も面倒)、EnglishバージョンのCentOS4.4をインストールする事にします。日本語バージョンのCentOS4.4でも、Subjectが日本語というだけで基本的には大差あ りません。また説明をCLIっぽく記録していますが、通常、CentOS4.4はGUI形式のインストールとなっていますので、ご了承下さい。


Index 〜CentOS4.4インストール〜

1. 言語環境の選択(Choose a Language) | 2. キーボードタイプの選択(Keyboard Type) | 3. インストール方法の選択(Installation Method) | 4. TCP/IPの設定(Configure TCP/IP) | 5. FTPの設定(FTP Setup) | 6. インストールタイプの選択(Installation Type) | 7. パーティションの設定(Disk Partitioning Setup) | 8. パーティション領域の設定(Disk Setup) | 9. ブートローダの設定(Boot Loader Configuration) | 10. ネットワークの設定(Network Configuration) | 11. ファイアーウォールの設定(Firewall Configuration) | 12. 追加言語の設定(Additional Language Support) | 13. タイムゾーンの選択(Time Zone Selection) | 14. 管理者パスワードの設定(Set Root Password) | 15. パッケージソフトウェアの選択(Package Group Selection) | 16. インストール開始(About to Install)


1. 言語環境の選択(Choose a Language)
〜CentOS4.4インストール〜

Choose a Language
-> Englishを選択します。

※日本語CentOS4.4を入れたい場合は、Japaneseを選択します。


2. キーボードタイプの選択(Keyboard Type)
〜CentOS4.4インストール〜

Keyboard Type
-> JP106を選択します。

※ほとんどの場合は、JP106で問題ありませんが、英字キーボードなどを利用している場合は、適宜設定します。


3. インストール方法の選択(Installation Method)
〜CentOS4.4インストール〜

Installation Method
-> FTPを選択します。

本環境では、別マシンのCentOS4.4のCD-ROMをFTPアクセス用のディレクトリとして設定し、 当該別マシンにてFTPサーバを動かしてインストールさせた為、FTPを選択しましたが、CD-ROMからのインストールを選択しても問題あ りません。ただし、CentOS4.4 CD-ROMからインストールする場合は6.インストールタイプの選択に進んでください。


4. TCP/IPの設定(Configure TCP/IP)
〜CentOS4.4インストール〜

 ※3.でFTPを選択していない場合は、(恐らく)画面が出ないので6.へ進みます。

Configure TCP/IP
-> Use dynamic IP configuration (BOOTP/DHCP)を選択します。

本環境では3で使用しているマシンでDHCP機能も動かしている為、DHCPを選択しましたが、StaticでIPアドレス設定をしても構いません。CentOS4のインストール後でも調整可能ですので、特にここで悩まなくとも良いです。


5. FTPの設定(FTP Setup)
〜CentOS4.4インストール〜

 ※3.でFTPを選択していない場合は、(恐らく)画面が出ないので6.へ進みます。

FTP Setup(以下は一例)
FTP site name:192.168.180.1
CentOS-4 i386 directory:/

本環境のFTPサーバはanonymous(匿名)でのログインを許可している為、チェックボックスは入れていません。
※ユーザ認証を使用する場合は、6.に進む前にID,PASSWORDを入力する画面が表示されるはずです。

※本環境では、3CDAEMONというソフトウェアをWindowsマシンにインストールしてFTPサーバとし、CDドライブをFTPのルートディレクトリとした為、CentOS4のdirectory指定は、/としています。


6. インストールタイプの選択(Installation Type)
〜CentOS4.4インストール〜

Installation Type
-> Customを選択します。

インストールするパッケージを最小限且つ効率的にする為、Customを選択、設定しますが、 クライアントやサーバを選択してもらっても特にインストール自体に影響は無く、むしろ簡単かもしれません。


7. パーティションの設定(Disk Partitioning Setup)
〜CentOS4.4インストール〜

Disk Partitioning Setup
-> Manually partition with Disk Druidを選択します。

上記では手動(Manually partition with Disk Druid)を選択しましたが、パーティションの設定方法は、3パターンあ ります。

 ・既存パーティションを維持しつつ、空きパーティションに自動で新規パーティション作成
 ・既存パーティションを削除して、自動で新規パーティション作成               
 ・手動でパーティション削除、作成
                              

自動パーティション設定にして 、 CentOS4.4のおおまかなパーティションを自動で作成させてから、必要な部分だけ調整するというやり方もあ ります。


8. パーティション領域の設定(Disk Setup)
〜CentOS4.4インストール〜

 ※7.で自動パーティション作成を選択した場合は、本設定は不要です。確認する程度で次へ進んで構いません。

Disk Setup
/dev/hda1 /home ext3  30G
/dev/hda2 /boot ext3  100M
/dev/hda3      swap  2G
/dev/hda4 /opt   ext3  30G
/dev/hda5 /    ext3  80G

必須になるパーティションは、/boot,swap,/ の3つです。
それ以外(/home,/opt)は使い勝手を考慮して、スライスしただけです。
必須になるパーティションはこれぐらいの容量を持たせておけば問題ないはずです。


9. ブートローダの設定(Boot Loader Configuration)
〜CentOS4.4インストール〜

Boot Loader Configuration
->そのまま次へ進みます。

CentOS4.4では、デフォルトでGRUBが選択されているはずです。そのまま次へ進んでください。


10. ネットワークの設定(Network Configuration)
〜CentOS4.4インストール〜

Network Configuration
-> DHCPを選択します。

DHCPがデフォルトとして選択されていたので、そのままスルーします。
 ※設定変更はインストール後した後でも変更可能です。


11. ファイアーウォールの設定(Firewall Configuration)
〜CentOS4.4インストール〜

Firewall Configuration
-> No Firewallを選択します。
Enable SELinux?
-> Disabledを選択します。


上記設定で進めようとすると、Firewallを設定しなくていいの?セキュリティは大丈夫?的な、Warningが出ますが無視して進めます。
※本環境では、SELinuxをactive にすると、Souceなどをコンパイル&インストールする時に悩みの種が増えたので適用していませんが、通常は入れた方が好ましいかもしれません。インストール後に変更したい場合は、SELinuxの動作確認、変更を参照してください。


12. 追加言語の設定(Additional Language Support)
〜CentOS4インストール〜

Additional Language Support
-> English(USA)を選択します。


本環境ではこの時点でデフォルト設定のEnglish(USA)しか選択していません。
※ここでJapaneseも入れておいたほうが設定等実施していく過程では便利だと思います。


13. タイムゾーンの選択(Time Zone Selection)
〜CentOS4.4インストール〜

Time Zone Selection
-> Asia/Tokyoを選択します。

ここでは Asia/Tokyoを選択し、UTCセットにチェックは入れていません。
特別な理由がない限りはこれでよいと思います。


14. 管理者パスワードの設定(Set Root Password)
〜CentOS4.4インストール〜

Set Root Password
-> 適宜設定(同じ物を2回入れます)

CentOS4の管理者パスワードの設定ですので、適宜設定してください。


15. パッケージソフトウェアの選択(Package Group Selection)
〜CentOS4.4インストール〜

本環境では、CentOS4.4をサーバ用途としてインストールするというのが目的だったので、 必要最低限になるよう選択しました。 +を挿入している部分がチェックしたもので、 それに対する説明はに記しておきます。


+Package Group Selection
  Desktops(全てチェックを外します)
    X Window System
    GNOME Desktop Environment
    KDE(K Desktop Environment)

Applications(Editorsのみチェックします)
  +Editors
    ※vim-enhancedだけ選択します。
  Engineering and Scientific
  Graphical Internet
  Text-based Internet
  Office/Productivity
  Sound and Video
  Authoring and Publishing
  Graphics
  Game and Entertainment

Servers(全てチェックを外します)
  Server Configuration Tools
  Web Server
  Mail Server
  Windows File Server
  DNS Name Server
  FTP Server
  PostgreSQL Database
  MySQL Database
  News Server
  Network Servers
  Legacy Network Server

Development(Development Tools,Legacy Software Developmentにチェックします)
  +Development Tools
    ※Defaultでチェックを入れて、さらにexpectを追加します。
  X Software Development
  GNOME Software Development
  KDE Software Development
  +Legacy Software Development
    ※Defaultでチェックします。

System(System Toolsにチェックします)
  Administration Tools
  +System Tools
    ※Defaultでチェックします。
  Printing Support

Miscellaneous(全てチェックを外します)
  Everything
  Minimal


16. インストール開始(About to Install)
〜CentOS4.4インストール〜

About to Install
->そのままスルーします。

CentOS4のインストールが開始されます。



終わると再起動を要求されるので、再起動すればCentOS4.4のインストールは終了です。